ハバナの街では自宅の近所でも「芸術作品」を見かけます。

ハバナ市では、世界遺産に指定されている旧市街(La Habana Vieja)はもちろん、私が住んでいる新市街のミラマール(Miramar)地区でも、「芸術作品」を見かけます。

キューバに来てからは自家用車が持てないので、近所を自転車や徒歩で歩き回る機会が多いのですが、アパートの近所で家の外壁に描かれた子供の絵をよく見かけて気になっていました。

モノクロで精密に描かれた子供の顔の絵は、表情が豊かでずっと見ていても飽きないほど魅力的です。一体誰が描いたのかと思って調べたら、Máisel Lópezという1985年生まれのキューバ人の画家で、You Tubeでも紹介されていました。

「子供は世界の希望(Los niños son la esperanza del mundo)」と主張する彼の美しい作品は、「キューバの建物の傷んだ傷と対照的で(Hermosas obras que contrastan con el deterioro de las fachadas cubanas)」、「街をタダで美しくする(Sus pinturas embellecen las calles gratuitamente)」と評価されていますが、まさにその通りだと思います。

こちらの子供たちも表情が生き生きとして可愛いですね。下の絵の右下にはMáisel López氏のサインがあります。

キューバは貧しい国ですが、通りの木陰でこんな絵を眺めながら佇んでいると、何故か優しく穏やかな気分になれるから不思議です。ここハバナには、東京の自宅の近所では決して体験できない癒しの空間と時間が存在します。

 

ついでに、子供の顔ではありませんが、この家の壁に描かれた絵も、落書きというには芸術的すぎます。

 

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