どうにかしよう複雑怪奇な東京の地下鉄路線

ヨーロッパの先進国の首都、ロンドン、パリ、ローマ、さらにこの夏に旅行したマドリードでも、地下鉄は庶民のみならず、外国人旅行者にとっても、安くて便利な交通手段です。乗り換えも分かりやすいですね。
それに比べて、東京はどうでしょう。
世界中のどの都市よりも多くの路線が張りめぐされていますが、東京メトロと都営地下鉄が複雑に絡み合い、違う地下鉄の路線、さらに地上を走るJRや私鉄との乗り換えは複雑で分かりにくいです。外国人だけでなく、日本人でも、駅で迷っている人の姿をよく見かけます。
特に、大手町や永田町=赤坂見附などの駅では、駅の構造も複雑な上に、乗り換えに500m以上歩く場合もあります。
2020年のオリンピック開催に向けて、外国人旅行者にやさしい都市になるためには、複雑な構造を物理的に改良するのは限界があるので、案内所の設置やボランティアを含むアテンド要員の配置など、なんらかの対策が必要だと思います。