「アラカン男の独り言」東京都知事は堂々とファースト・クラスを使うべきです!

東京都知事に女性として初当選した小池百合子氏は、中南米時間で明日(5日)の夜に始まるリオデジャネイロ五輪の閉会式(21日)に参加する意向を示しています。閉会式では次期開催都市・東京都の代表として五輪旗を受け取り、東京を紹介するパフォーマンスも行うそうです。

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さて、気になるのは、辞職した前知事が高額な海外出張費を問題視されたことを踏まえて、「飛行機をビジネスクラスにしてコストダウンする」と表明していることです。日本から南米に旅行された経験のある方はご存知かと思いますが、米国等での乗り換え時間も含めて20時間以上かかり、昼夜が完全に逆転して時差ぼけに悩まされる上に、季節も反対になるなど決して楽ではありません。おまけに、出発直前まで仕事で忙しい中でとんぼ返りの出張をするのですから、現地でのイベントに少しでもいいコンディションで出席するためには、せめて飛行機の中では十分に休んで体調を整えてもらいものです。最近のビジネスクラスの座席はほとんどフラットになり楽にはなっていますが、東京都知事という注目を集める人物ですから、よりプライバシーが保ててゆっくり休めるファースト・クラスを使用すべきです。また、滞在するホテルですが、スイートルームである必要はありませんが、多少高くてもゆっくりと休める部屋を確保すべきです。女性として初めて東京都知事に当選した小池氏については、海外のメディアでも盛んに伝えられています。オリンピックの閉会式という世界が注目するイベントに、小池氏が疲れたような顔で出席したとしたら、日本の国民としては非常に残念です。

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よく言われますが、東京は、ニューヨーク、ロンドン、パリなどと並ぶ世界の大都市であり、東京都知事の権限は絶大です。その経済規模は、都内総生産が92兆円以上(2011年度)と、GDPベースで他の国家と比べても世界第14位に相当します。東京都の2016年度の年間予算額13兆円は、私が住むパナマの年間の「国家」予算額の6年分以上に相当します。これだけの地位にある公人が海外出張する際にファースト・クラスを使用するのは、世界的に見ても常識です。前の知事が行った海外出張に問題があったとすれば、それは旅費が高額であったためでなく、高額なコストに見合った成果を挙げなかったことです。閉会式に気品のある「なでしこ」知事が登場して、彼女のパフォーマンスによって東京のイメージが高まり、東京オリンピックに向けてさらに多くの外国人観光客を日本に呼び込むことができれば、ファースト・クラス分のコストなど安いものです!

因みに私は、政治家としての小池氏を必ずしも支持している訳ではありません。でも、今回は堂々とファースト・クラスに乗って頑張って来てくださいと応援します! 小池氏が初登庁した際にいじけた対応をした都議会の幹部の皆さん、それなりの地位にある公人がファースト・クラスを使用することの意味が分からない皆さん、何だか人間としての器が小さいですね…。

 

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