キューバは、旅行するのと生活するのでは大違いの国です。(その13)いよいよ物が無い!人々は最貧国ハイチに買出し?

1月も第2週になりましたが、何だかこの頃は物がますます無くなっている気がします。年末年始に皆さんが買い物に励んだせいか、あるいはキューバの外貨事情がいよいよ苦しくなり必要品の輸入ができないのか、おそらく2つとも原因かと思います。近所のスーパーの棚はガラガラで、ビールは国産物も輸入物も見当たりません。ずいぶん前から小麦が無くなっていますが、最近では米も品薄になっているとの話を聞きます。

近所の野良猫も、最近はおこぼれが少ないなと感じているのか、どことなく元気がありません。

卵もここ2か月以上見かけません。前に売っていた時に買いだめしましたが、冷蔵庫の中の残りはわずか5個です。こうした時期にも、観光客が泊まるホテルには優先的に配給されているので、まさにキューバは、旅行するのと生活するのでは大違いの国です。

出勤途中にいつも放し飼いにされている鶏に会いますが、タイミングよく卵を産んでくれないかと思ったりします。

さて。こちらは近所にあるハイチの大使館です。最近では、連日キューバ人の長い列ができています。

聞けば、ハイチに「生活必需品」の買い出しに行くために、ビザを求めて並んでいるそうです。他の国より旅行者ビザが取りやすいそうです。

ハイチと言えば、中南米の最貧国ですが、そんな国に買い出しに行かなければならないキューバ人の状況は厳しいものがあります。でも、外国に行けるキューバ人はまだ恵まれていて、大多数の人はひたすら耐えるのみです。こんなキューバの体制はいつまでもつのでしょう?

 

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いつまでやるのキューバ の社会主義「計画経済」?

月額平均給与が30ドルのキューバ人はどうやって生きているのでしょう?

 

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