キューバの連休に「カヨ・ココ(Co Co)」にある「カヨ・ギジェルモ(Cayo Guillermo)」に旅行して来ました!

日本と比べて祝日や連休が少ないキューバですが、7月26日の革命開始記念日(以下の記事をご参照願います)の前後は一年の内で数少ない連休の期間となります。

1953年7月26日に、フィデル・カストロが率いる小隊がサンティアゴ・デ・クーバにあるモンカダという兵舎を襲い、バティスタ独裁政権に挑みかかった日であるためです。この襲撃は失敗に終わりましたが、この日はキューバ革命が始まった日とされ、カストロは後に独裁政権を倒した運動組織を「7月26日運動(Movimiento 26 de julio, M-26-J)と名付けています。

1953年7月26日はキューバ革命が始まった日です!

今年は25日(水)から29日(日)まで5連休で、昨年は西部のピナール・デル・リオで行われた7月26日の記念式典は、今年は東部のサンチャゴ・デ・クーバで行われ、政府発表で10万人以上の人が参加したそうです。(以下の写真はGranma紙から引用しました。)

さて、こうした行事に縁の無い私は、セニョーラと共にキューバで最近開発されているビーチリゾートであるカヨ・ギジェルモ(Cayo Guillermo)に出かけました。カヨ・ギジェルモは、以前にご紹介したカヨ・サンタ・マリア(Cayo Santa María)よりさらに遠くにあるカヨ・ココ(Co Co)の先端にあります。

「カヨ・サンタ・マリア(Cayo Santa María)」キューバの楽園(Paraíso)に旅行して来ました!

朝5時にハバナ市のアパートの近くにあるホテルから出発し、途中のドライブインで2回トイレ休憩をし、カヨ・ギジェルモに着いたのは午後2時過ぎでしたので、合計9時間以上かかったことになります。連休のせいか、バスの乗客の半分以上は豊かになったキューバ人でした。きっと米国からの送金や外国人相手の自営業で成功して、多額の外貨を手にしている人たちと思われます。

 

ハバナ市から国道を西に走り、シエーゴ・デ・アビラ(Ciego de Avila)の町からカリブ海を目指して北上すると、海の上に建設された30キロ以上の道に入ります。

今回泊まったのは「グラン・ムス・カヨ・ギジェルモ(Grand Muthu Cayo Guillermo)」という5つ星のオールインクルーシブ型のホテルです。

ロビーはこんな感じです。

目の前にカリブ海のビーチが臨めます!ハバナ市から一番近いビーチリゾートのバラデロに比べると人がずっと少ないです。

白い砂浜と数百メートル先まで遠浅のビーチが魅力です。シュノーケルで潜ると、小さな魚がたくさん泳いでいるのが見えます。

海と同じレベルにあるバー付きのプールも素敵です。

キューバにある多くのビーチリゾートと同じく、このホテルも飲み放題食い放題です。

 

ブフェ方式のレストランの他に、事前に予約を要するアラカルト形式のレストランが5つあります。初日の夜はインド料理のレストランに行きました。なぜこんなところでインド料理が食べられるのか不思議でしたが、注文したチキンと魚のカレー(ライスとナン付き)の味はキューバにしてはまずまずのレベルでした。きっとキューバに来ているインド人が直接料理法を指導したのでしょう。

 

2日目の夜に入ったシーフードレストランも雰囲気が良く、セビッチェやパエジャもこれまたキューバにしては予想を裏切るレベルの高さで感心しました。

 

夜はホテル内の敷地で各種のイベントが開催され、宿泊客を飽きさせません。

   

真夏のキューバですが、朝は涼しく、昇る朝日を見ながらのひと泳ぎで最高の気分になれます。

カモメさんたちも水浴びをしにプールにやって来ます。

隣りのメリア・ホテルの前にある海上の桟橋まで散歩しました。

さて、気になるこのホテルの一泊の料金ですが、オフシーズンの特別価格で67ドル(CUC)でした。人件費が安く、観光客の呼び込みに力を入れているキューバですが、本当にこの価格で採算が合うのかと心配になりました。でもお陰様で、ハバナ市での生活の苦労を忘れ、キューバの天国で束の間のバケーションを楽しみました!

「グラン・ムス・カヨ・ギジェルモ(Grand Muthu Cayo Guillermo)」はこちらです。

 

よろしければ、こちらの記事もご覧ください。

キューバを代表するビーチリゾートといえばバラデロ(Varadero)です!(その3)

月額平均給与が30ドルのキューバ人はどうやって生きているのでしょう?

 

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