キューバ で中華料理を食べるなら中華街に行かないのが正解です?

アジアで歴史的にキューバと最も関わりのある国は中国です。昔も今も多くの中国人がキューバを訪れ、キューバ在住の中国人も多いようです。ハバナの旧市街の国会議事堂(El Capitolio)の近くには中華街(Barrio Chino)もあって観光名所になっています。

 

さて、日本でも外国でも、中華街と言えば美味しい中華料理が食べられる場所のイメージがあります。ハバナの中華街にも多くのレストランがあって、観光ガイドなどで紹介されています。しかしながら、このあたりのどの店に入っても、味はどうもイマイチと感じます。例えば、下の写真の店はトリップアドバイザーで高評価を得ている某高級店ですが、雰囲気とサービスはいいものの、肝心の料理の方は本物の味から遠いようです。

 

この一品、焼きそば(Tallarin Saltado)のつもりで注文しましたが、出てきたのはどうみてもイタリアンパスタの出来損ないです。中華料理をあまり食べたことが無い欧米からの観光客であれば、ひっとして感激してトリップアドバイザーに高評価のコメントを投稿するかもしれません。

ハバナの中華街(Barrio Chino)はこちらです。

 

こんな訳で、キューバに来た早々、中華街の店には見切りをつけましたが、その後中華街以外にややまともなレストランを見つけました。例えば、ベダード地区のハバナ大学のそばにある「TINHAO」という店は、キューバにしてはまずまずのレベルの店です、春巻き、酢豚、焼き飯など日本人が好きそうな定番メニューも一応揃っています。ただ、店の中が暗く雰囲気はイマイチです。

 

 

 

ベダード地区にある中華レストラン「「TINHAO」はこちらです。

 

結局何件か行って、キューバで一番まともな中華レストランと思えるのが、私が住むミラマール地区にある「Tien Tan」という中国人夫婦が経営する店です。私のアパートから自転車で行ける距離にあるので、一番利用しやすい店でもあります。開放的な雰囲気で、キューバ人の従業員も愛嬌があります。

 

この店の中国人シェフは、以前は中華街にある同じ名前の店で働いていたそうです。ギョーザや麻婆豆腐もあって、どの品も大きなハズレはありません。キューバを短期間で旅行するなら中華料理など食べる選択肢はありませんが、本格的な日本料理の店が無いキューバで、醤油味の料理が恋しくなった人にはこの店はおススメです。それにしても、日本のコスパ最強「餃子の王将」や横浜中華街の店を懐かしく思う今日この頃です。

 

 

 

ミラマール地区にある中華レストラン「Tien Tan」はこちらです。

 

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