ダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman)主演の映画の最高傑作はやはり1967年の「卒業(The Graduate)」です。

ダスティン・ホフマンは、ロバート・デ・ニーロと並んで私が大好きな俳優です。数多くの映画で好演し、特に、「クレイマー、クレイマー」(1979年)や「レインマン」(1988年)ではアカデミー主演男優賞を受賞しています。

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でも、ダスティン・ホフマンが主演した映画の最高傑作は、若い頃に主演したアメリカン・ニューシネマを代表する作品の一つある「卒業」(1967年)だと思います。なお、監督のマイク・ニコルズはこの映画でアカデミー監督賞を受賞しています。

 

小柄なユダヤ系米国人のこの俳優には、おどおどして頼りない感じの男の役が似合いますが、この映画で彼が演じたベンジャミン役はまさに適役でした。大学を卒業したものの、自分に自信がなく、将来への不安を抱える若者の葛藤を見事に演じきっています。ベンジャミンと不倫関係になるミセス・ロビンソンを演じたアン・バンクロフト、さらに彼女の娘でベンジャミンと交際するエレーン役を演じたキャサリン・ロスの演技も良かったですね。

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ベンジャミンが結婚式場からエレーナを連れ出すラストシーンは特に印象的で忘れられません。これを真似したようななシーンが、バロディも含めて内外のドラマに出てきます。

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さて、この映画のもう一つの見どころ(聴きどころ)は、「サイモンとガーファンクル」の音楽でしょう。

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「ミセス・ロビンソン」、「スカボローフェア」、「四月になれば彼女は」もいいですが、やはり彼らの代表曲でもある「サウンド・オブ・サイレンス」が光ります。

 

アラカン世代にとって、青春の思い出が詰まったこの映画は忘れられない作品です。

 

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