新宿ゴールデン街 Deepestな昭和の世界

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先日ご紹介した新宿の西口の「思い出横丁」が Deepな昭和の世界とすれば、小説「ある日曜日」の第12話に出てくる歌舞伎町「新宿ゴールデン街」の方はDeepestな昭和の世界です。

独身時代によく通ったこの街に、今年の3月に久々に足を踏み入れましたが、第二次世界大戦後に建てられた木造長屋建ての店舗がマッチ箱のように並んでいる姿は、全く変わっていませんでした。このまま行けば、飲屋街初の世界遺産認定も夢ではありません。

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「新宿ゴールデン街」は新宿歌舞伎町の外れ、花園神社に隣接したところにあります。向こうに見えるのは新宿区役所です。

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浅田次郎の小説に出てくる新宿角筈花園神社です。

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昼間はほとんどの店が閉まっています。

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狭い路地を挟んで小さな飲食店がびっしり並んでいます。ここを歩くと昭和の時代に何十年もタイムスリップします。

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「Bar キネマ倶楽部」 かつてはここで、ハリウッドやヨーロッパの映画についてよく語りました。

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場末のフラメンコ倶楽部もあります。オーレーOle!

さて、「新宿ゴールデン街」を舞台にした深夜のテレビドラマ「深夜食堂」は、先日ご紹介した「湯けむりスナイパー」と並ぶ傑作B級ドラマの一つです。特に、心身ともに疲れた中間管理職の男性にお勧めです。小林薫主演のシリーズですでに3回放映されていますが、ネットで拾えば、大部分無料で観れると思います。

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この作品の舞台は、新宿・花園界隈の路地裏にあると設定されたマスター1人で切り盛りする小さな飯屋で、深夜0時から朝の7時頃までの深夜にしか営業しないことから、のれんには単に「めしや」と書かれているにもかかわらず常連客から「深夜食堂」と呼ばれている。メニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎しかないが、マスターができるものなら言えば何でも作ってくれる。この店を舞台に、マスターと客たちとの交流を描く。(ウィキペディアより)

 

 

さて、新宿の飲み屋街と言えば流し、流しと言えば演歌、演歌と言えば宮史郎が1972年に歌った「女のみち」です。飲み屋のカウンターで熱燗か冷酒をちびちびしながら聴くのが最高ですね。今週末はこの曲で癒されてください。カラオケも付いていますよ。

 

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