「ブルーノート東京(Blue Note TOKYO)」真冬の夜に轟く灼熱のラテン・ジャズを堪能しました。

NY、パリ、ロンドンなどの都市では、旅行者として短期間立ち寄っても、一流アーティストのライブコンサート、さらに人気のミュージカルやショーの当日券が割と簡単に手に入ります。でも、東京では、それらの都市に比べてそもそもイベントの数が少ない上に、チケットは前売りで完売のケースが多くて、当日券を手に入れるのは困難です。

12月28日、南青山のジャズの殿堂「ブルーノート東京(Blue Note TOKYO)」(サイトはこちら)で行われた日本を代表するラテンジャズバンド「熱帯JAZZ楽団(Tropical Jazz Big Band)」のライブショーのチケットも、例によって完売していました。しかしながら、当日の午後に予約センターにダメもとで電話すると、バーのカウンターに置かれたスツール席なら手配できるとの返事。これはラッキーということで出かけました。

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NYを本拠地とする「ブルーノート」は、日本では東京と名古屋にありますが、防音対策のためか、いずれも地下にあります。(ブルーノートのNY本店に関する記事はこちらです。)

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受付のフロアはこんな感じです。従業員の方のサービスが良くて気持ちがいいです。

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ほとんど毎晩、内外の一流アーティストのライブショーが行われています。ジャンルはジャズが中心ですが、ポップや有名な歌手のショーもあります。先週は和田アキ子が出演し、1月は岩崎宏美が登場するそうです。

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内部はこじんまりとしていて、舞台と観客席の一体感が売りです。バーカウンターは一番後ろにありますが、背が高いスツール席に座れば、かえって舞台がよく見えます。音響効果が抜群のため、どの席に座っても臨場感は損なわれません。オリジナルカクテルを始めとするドリンクが、注文するとすぐ届くのもいいです。

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いよいよ開演が近づきます。アーティスト達は舞台の裏側からでなく、我々が座っているバーカウンターの前を通って登場しました。出演者と観客の距離が実に近いです。

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演奏が始まると撮影禁止です。

この日は「熱帯JAZZ楽団」の結成20周年を締めくくるスペシャル・ライブでした。結成10周年当時の映像がYou Tubeで見つかりましたので、よろしければご覧ください。10年前は皆さん若かったですが、現在は20歳代は新人の一人だけで、他の大半のメンバーの年齢はアラカンを超えています。しかしながら、そのパワーは全く衰えていないようで、リーダーのカルロス菅野氏によれは、こらからも日本の「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」をめざして頑張るそうです。

 

 

演奏された曲の中では、「Besame Mucho(ベサメムーチョ)」などラテンのスタンダードナンバーはもちろん良かったですが、一番気に入ったのは、「風のささやき(The Windmills Of Your Mind)」でした。1968年に公開された故スティーブマックィーン主演の映画「華麗なる賭け」の主題歌で、アラカン世代の私には懐かしい曲でした。以下は、「熱帯JAZZ楽団」バージョンではありませんが、よろしければお聴きください。

 

凄腕ミュージシャン達の魂を揺さぶるような圧巻の演奏が終わると、観客は総立ちで拍手喝采です。

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「ブルーノート東京(Blue Note TOKYO)」で、熱いビッグ・バンド・サウンドに包まれながら、心躍る年末の夜を過ごしました。ここは、料金は多少高めですが、ライブミュージックはもちろん、酒も料理も美味しくて、東京で大人の夜を楽しむにはハズレのないスポットです。

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帰りに久しぶりに夜の表参道を散歩しました。

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大通りを見ると、歩道側はクリスマスのイルミネーションで飾られ、中央分離帯には国旗と明治神宮の提灯が下がっていて、年末年始のシーズンそのものでした。年男で還暦を迎えた今年ももうすぐ終わります…。

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よろしければ、こちらの記事もご覧ください。

NY (4)「ブルーノートNY(Blue Note NY)」で本場のジャズに酔いしれました。

 

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