バレリア・リンチ(Valeria Lynch)ラテン女の情熱を歌うアルゼンチン歌謡界の美空ひばり

ブラジル歌謡界の美空ひばりと言えばガル・コスタ(Gal Costa)ですが、アルゼンチン歌謡界の美空ひばりと言えばバレリア・リンチ(Valeria Lynch)です。1952年1月生まれでが、その圧倒的な声量は今も衰えず、スペイン語圏を中心にツアー活動を行っています。

ラテンの世界の人間の最大の関心ごとは、老男男女を問わずアモールです。アルゼンチンを代表するバレリア・リンチが歌う曲のテーマはすべて情熱的なアモールです。それでは、彼女の全盛期の1980年代の代表的なヒット曲を二曲お届けします。

 

一曲目は、「Que Ganas de Nunca Verte Mas」です。意訳すると「お前の顔など二度と見たくない」くらいでしょうか。きっと夫か恋人に裏切られた女の気持ちをストレートに歌ったのでしょう。ラテンの世界でのアモールは情熱的で命懸けです。アモールにまつわる殺傷沙汰は日常茶飯事です。最近、日本ではタレントや政治家の不倫が話題になっていますが、不倫が殺傷事件につながる確率はラテンの世界の方がはるかに高いと思います。

 

二曲目は、「Como Una Loba」です。意訳すると「メス狼のように」です。ラテンアメリカの肉食系女子を象徴するような曲です。さかりのついたメス狼のようになって、愛する男をさまようながら探す女の心境を歌い上げます。ここまでくると、日本の草食系男子の皆さんにとっては、ラテンの世界の情熱的な女性はまさに恐怖でしょう。

 

♥♥♥♥♥Amor Apacionado

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