Dim Sum Showdown : Michelin vs. Panamanian Chinese  飲茶(点心)対決 : ミシュラン☆対中国系パナマ

金持ちでない私は、外食する時はコスト(C)ベネフィット(B)、つまりコスト・ベネフィット比率(B/C)を重視します。この比率がを下回るような店には行きたくありません。つまり、ある店で食事した場合の「総合的な効用」(B)が、その食事の対価(C)に見合っているかを重視します。別の記事でも述べましたが、私は(B)を、①料理のみならず、その店の②雰囲気、さらに③サービスを総合して量ります。

何やら、最初から難しい話になりましたが、本日は中国料理の飲茶(点心)を例に、日本とパナマでB/Cのいい店をご紹介します。ミシュラン☆付きの最高級店と超大衆店の両極端ですが、どちらB/Cが良くて気に入っています。

 

【マンダリンオリエンタル東京内 センス(SENSE)】

150x150_square_34337100 2

6ツ星に輝くおもてなしで、上質のサービスの提供をモットーとするマンダリンオリエンタル東京内にあるミシュラン☆に輝く最高級の広東料理レストランです。

味は申し分なく、東京スカイツリーが見える景色や雰囲気も最高、マンダリンホテルの中にあるのでサービスも極上、したがってBは限りなく大きいです。でも、問題は、価格Cも限りなく大きいことです。こういう状況でB/Cを大きくするにはどうすればいいでしょう?

100440ga10000057 2

♥まずはCを小さくすることです。方法は簡単。平日の昼、つまりランチの時間帯に行くことです。コース料理の値段は、ランチタイムとディナータイムではゼロが一つ違います。

♥次はBです。ランチタイムでもディナータイムでも、店の②雰囲気と③サービスは変わりません。平日の昼は、客が少なく、より眺めがいい窓際の席に座れる可能性が高いというメリットがあります。さて、①味ですが、ディナーは高級な食材を使って手の込んだ料理を出すので値段は高くなります。でも、このクラスのレストランになると、より安いランチでも味が落ちることは絶対にありません。むしろアラカン以上の世代にとぅては、量的にはランチの方が健康にいいと思います。したがって、私にとっては、ランチもディナーもBの量は変わりません。

♥もうお分かりと思いますが、この店でB/Cを大きくするには、平日のランチタイムに行くことです。この考えは、ほかの高級レストランを利用する際にも応用できます。

FullSizeRender

上記の写真は、昨年8月の平日に訪れた時のものです。点心を中心とした「SILKY OAK(羽衣飲茶餐)」というランチコースですが、税・サービル料込みで50ドルほどです。ミシュランの店としては最低レベルのCで、最高レベルのB/Cが達成できます。

 

FullSizeRender 3

「香港スタイルのクリアースープ(Double Boiled Clear Soup 健康補身靚燉湯)」です。さっぱりとした極上のテイストです。

 

FullSizeRender 2

「お薦め点心三種」です。デザートまで7〜8品で、質量ともにこのコースで十分満足です。

 

【パナマ市内にある中国人経営の店スンリー(Sunly)】

パナマには中国人や中国系の方が沢山住まれています。日本や米国の都市と同じく、パナマ市にはチャイナタウンも存在し、中国レストランもいくつもあります。

IMG_2743

その中でも、「スンリー(Sunly)」という大衆店は、昼間のランチ(飲茶)タイムに行けば特にB/Cが高い店です。

 

IMG_2747

休日の朝から昼にかけての飲茶(点心)の時間帯は、在パナマ中国人の方で超満員です。中国人経営のため、①味はまずまず、②雰囲気と③サービスもパナマにしてはまあまあなので、ミシュランよりは相当落ちるもののトータルのBはそこそこのレベルです。

 

IMG_2744

驚くべきは価格Cです。アラカン男がお腹一杯食べて、なんと一人10ドル程度です。Bがまずまずで、Cが極端に小さいので、B/Cの値はを遥かに上回ります。つまり、この店では、世界最低レベルのCで、最高レベルのB/Cが達成できます。

 

さて、今週末から元祖ラテン国のスペインマドリッド周辺)と日本に旅行します。またB/Cが高い店を探すのが楽しみです!

 

関連記事

コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る