Why not enjoy the world’s best retiree benefits in Panama ? 現役引退後の人生をパナマでエンジョイしませんか? (その2)

前回のテーマの続きです。パナマ政府は、年金生活者など安定した収入を得ている外国人に対して、世界一の待遇を保障して長期滞在ビザを発給しています。
では、外国人にとって、パナマはそのようなビザを取得して住みたいと思える国でしょうか?
まず、パナマは、日本、アメリカ、ヨーロッパ等の先進国と違い、開発途上国です。このブログの別の記事の一部を引用しますが、例えば首都パナマ市はこんな状況です。
高度経済成長期の日本、特に東京がそうであったように、摩天楼が立ち並び表面的には近代的に見えるパナマ市では、急激な都市化に伴う問題が深刻化しています。平日の街は、慢性的な交通渋滞。我が物顔で走りまくるバスやタクシー、基本的なマナーやルールさえ無視するマイカー、車優先社会の中で追い立てられる歩行者、車を運転しても歩いてもこの街では命がけです。建設ラッシュは景気のいい証拠ですが、街中いたるところで騒音や通行規制でイライラさせられます。道路には回収されないゴミが放置され、海は街から垂れ流された下水や排水で汚染されています。
貧富の差が激しく、麻薬取引やマネーロンダリングの拠点にもなっているパナマは、他の中南米諸国に比べればまだましですが、日本に比べるとはるかに治安が悪く、日常的に注意が必要です。私の住んでいるアパートや職場の近くでも、よく強盗事件や殺人事件が起きます。
パナマ市は熱帯性気候ですが、4月頃から12月頃まで続く長い雨季があります。この時期は湿度が高く、気を付けないと部屋中カビだらけになります。また、降れば土砂降りで、ゴミが詰まって排水の悪い道路は水があふれて大変危険です。
見かけは綺麗で立派に見えるアパートやオフィスのビルも、その多くは欠陥だらけで、水漏れや雨水の浸入に悩まされます。家主や業者に修理を依頼しても、いつ来るか分からないし、たとえ来たとしてもちゃんと直してくれる保証はありません。また、停電、断水、インターネットの切断などもよく起こります。
また、これは重要ですが、パナマではスペイン語が母国語です。英語だけでは日常生活で不便を感じることが多く、交際範囲や住む世界も狭くなります。
前に住んでいたアパートで、外国から移住してきた夫婦と知り合いになりましたが、こんなパナマ社会に馴染めず、購入したアパートを2年くらいで売却して、母国に戻りました。
では、再びこのブログの別の記事からの引用です。
アパートから一歩外に出ると、決して快適とは言えないパナマ市での生活ですが、タイトル(Panama City, I hate but I Love You.)の通り、この街にはhate する部分だけでなく、love する部分も沢山あります。パナマ人はストレスを感じつつも、いつもマイペースでハッピーに生きています。hateとloveが融合して不思議な雰囲気のこの街の魅力に引かれ、多くの外国人が移り住んでいます。
では、hateとloveが共存するこのパナマ市ないしパナマ国に適応できる外国人はどんなタイプの人でしょう? 次回に語ります。
パナマ市の旧市街にある野外居酒屋「The Fish Market」。楽しい雰囲気でいつも外国人で賑わっています。(セニョーラも飲んでいます。)
Why not enjoy the world’s best retiree benefits in Panama ? 現役引退後の人生をパナマでエンジョイしませんか? (その1)
Why not enjoy the world’s best retiree benefits in Panama ? 現役引退後の人生をパナマでエンジョイしませんか? (その3)