California Down (カリフォルニア・ダウン)= San Andreas (サン・アンドレアス) 日本での上映は微妙?

 

「サン・アンドレアス」とは、アメリカ太平洋岸のカリフォルニア州南部から西部にかけて約800マイル(約1,300km)にわたって続く世界最大級の巨大な断層です。この断層の影響で、この周辺の地域では頻繁に地震が起こり、特に、1906年にはサンフランシスコをマグニチュード7.8の大地震が襲い、死者3千名以上を出しました。この映画は、サン・アンドレアス断層の横ずれにより、カリフォルニア州をマグニチュード9以上の史上最大規模の地震が襲うという状況を描いています。

プロレスラー兼俳優のドウェイン・ジョンソンが、ロサンゼルス消防局に所属するレスキュー部隊のパイロット役で主演し、カリフォルニア州を襲った大地震の中、離婚調停中の妻と共に、サンフランシスコで娘の救出活動を展開する物語です。

 
さて、日本で公開が延期(中止?)になったこの映画を週末に観てきました。

5月30日(土)に公開を予定しておりました、映画「カリフォルニア・ダウン」(原題:SAN ANDREAS)の日本公開は延期させて頂きます。大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。なお、今後の対応に関しましては追ってお知らせ致します。     ワーナー・ブラザース映画

 

 
場所は先日ご紹介したパナマ市にオープンしたCinepolis VIP Soho。この写真は予告編の時間に撮影しました。

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さて、映画を観ての感想ですが、ご都合主義的で、あり得ないストーリー展開ですが、ロサンゼルスやサンフランシスコなどの大都市を容赦無く破壊する大地震や津波の恐ろしさは、高度な撮影テクニックと特殊効果により十分に伝わりました。

でも、最近、東日本大震災を経験した日本人の多くにとっては、やはり観るのは辛い映画であり、日本での上映が延期(中止?)になった理由も納得です。特に、津波については、日本で撮られたドキュメンタリーからヒントを得ているのでは(?)と疑うような場面もあります。2001年9月のアメリカ同時多発テロ事件の後、アメリカでは同事件を想定させるような映画の撮影や上映が自粛されたのと同じ状況でしょうか?

そんな訳で、ハリウッドでは話題になりつつ、日本では観れない映画を観れてラッキーと思った反面、少し複雑な心境になって映画館を後にした次第です。

以下は、オリジナル(英語)版の予告編です。よろしければどうぞ。

 

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なお、「サン・アンドレアス」の帰りがけにこの映画(「ターミネーター: 新起動/ジェニシス (Terminator Genisys)」)のポスターを見かけました。12年ぶりにあのシュワちゃんが帰ってきます。思わず期待してしまいました。たぶん(必ず?)観に行くと思います。

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