キューバと米国が国連を舞台に激突!

久々にキューバと米国の衝突に関するニュースが流れました。10月16日、ニューヨークの国連本部の経済社会理事会で米国の呼びかけによりキューバにおける人権状況を批判する会合が開かれましたが、カメホ国連常駐代表をはじめとするキューバ人出席者達がニカラグアやボリビアなど「同盟国」からの出席者の協力を得て机を叩いたり叫んだりし、この会合を「実力」で粉砕しました。(よろしければ、以下のYou Cubeの画像をご覧ください。)

キューバのテレビや新聞は、国連におけるキューバ代表団の「英雄的な行為を」を一斉に称え、キューバ外務省も直ちに米国に抗議する声明を発表しました。曰く、米国に他国の人権についてとやかく言う資格は無いとの主張です。

 

2016年の3月にオバマ大統領がキューバを訪問した際の共同記者会見の場で、米国の記者からキューバで拘束されている政治犯について質問されたラウル・カストロ大統領は、「キューバにそんな囚人がいるならリストを出して欲しい、すぐに解放しよう」と冷静に応じました。今回の国連の場でも、米国からの問題提起や「挑発」に対してキューバの代表団が冷静に反論すれば、面白い展開になっていたでしょうか残念です。

 

よろしければ、こちらの記事もご覧ください。

「第8回米州首脳会議(VIII Cumbre de las Américas)」米国とキューバの関係は振り出しに戻った感があります!

トランプ政権による対キューバ政策の見直し!今後もどっちもどっちの奇妙な関係が続きそうです…。

 

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