キューバの真夏の夜にチュチョ(Cucho)とオマーラ(Omara)の共演を楽しみました!

真夏の夜のキューバは、相変わらず有名なアーティストが出演するイベントが目白押しです。この週末は、このブログでも取り上げているキューバが誇る世界的なピアニスト「チュチョ・バルデス(Cucho Valdéz)」とあの伝説のブエナビスタソシアルクラブの歌姫「オマーラ・ポルトゥオンド(Omara Portuondo)」が共演するコンサートがあると聞き、セニョーラが頑張ってチケットを取ってくれたお陰で観ることができました!

キューバが生んだ世界的なジャズ・ピアニストチューチョ・バルデス(Chucho Valdés)のコンサートに行ってきました!

キューバではあのオマーラ・ポルトゥオンド(Omara Portuondo)のコンサートが無料で楽しめます!

この二人は、2012年に日本でもブルーノート東京などで共演しているそうですが、今回キューバで観れたのはラッキーです。何しろお二人ともお年なので、これが見納めになるかもしれませんから…。

場所は、キューバの文化・芸術活動の殿堂である「アリシア・アロンソ・ハバナ大劇場(Gran Teatro de La Habana “Alicia Alonzo”)」です。

「アリシア・アロンソ・ハバナ大劇場(Gran Teatro de La Habana “Alicia Alonzo”)」はキューバの文化・芸術の殿堂です!

本日のコンサートは、第1部がチュチョのピアノ演奏、第2部がチュチョとアルゼンチンの女性歌手パトリシア・ローサ(Patricia Rosa)との共演、そして第3部がお待ちかねのチュチョとオマーラの共演になっています。

開演前の劇場の内部の様子です。

観光客の多いこの劇場でのイベントは、ラテン・アメリカの国にしては珍しく時間通りに始まります。この日も8時30分ちょっと過ぎに開園しました。チケットは完売したらしく、始まった時間には全席埋まっていました。観客は外国人観光客とキューバ人が半々くらいでしょうか。

驚いたことに、キューバ人の観客が多いこの日は、日本では考えられませんが写真撮影やビデオ撮影が自由にできました。1曲目のCARAVANAから観客は100%盛り上がっていました!

第2部のパトリシア・ローサとの共演です。

この二人は、昨年文字通り11曲からなる「Once(11)」というアルバムを発表し、この日はアルバムの全曲を披露しました。

さて、第3部になり、いよいよオマーラ(Omara)の登場です。先月の野外コンサートでもそうでしたが、オマーラは87歳の高齢のため、最近のステージではほとんど椅子に座って歌いますが、声の張りはまだまだ衰えていません。

AlliやVeinte Añosなど往年のヒット曲をチュチョのピアノ伴奏でみごとに歌い上げました。

2時間あまりのコンサートはあっという間に終わりました。キューバが世界に誇る二人のアーティストの圧巻のコンサートに観客の拍手が鳴り止みません。イヤー、世界中からの観客が感動しているコンサート会場にいると、キューバにいるのかどこにいるのか分からなくなりました。

ところで、この日のコンサートのチケット代ですが、さすがに無料という訳ではなく、1人30キューバ・ペソ(CUP)払いました。1CUP=4.5円として、日本円でなんと135円です。ちなみに、キューバに居住しない外国人観光客は30兌換ペソ(CUC=ドル)で25倍取られます。それでも3375円なので、日本よりはるかに安いです。キューバ政府の文化活動に対する莫大な補助金のなせる業でしょうか。

オマーラは来月日本に行くらしいですが、チケット代はゼロが2つ多くなるし、そもそもチケットを買う以前に手に入れるのが大変だと思います。苦労が絶えないキューバ生活ですが、こんな素晴らしいコンサートを観られる時はいつもキューバに来て本当に良かったと思えるので不思議です。

 

よろしければ、こちらの記事もご覧ください。

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