「白川郷」観光客向けにもう少し整備してもらいたいスポットです。

輪島から金沢方面に戻り、北陸自動車道から東海北陸自動車道に入って岐阜方面に走ると、すぐに白川郷ICに着きました。今回の旅の終わりは、世界遺産「白川郷」の散策です。「白川郷」を訪問したのは久しぶりですが、以前よりずっと観光客が増えていました。中国などアジアの国のみならず、欧米諸国からの訪問客も多いです。ざっと見回しても、日本人より外国人の方がはるかに多いです。
合掌造りの家屋が立ち並ぶこの観光スポットは、周りの田畑を含めてまさに日本の原風景そのもので、外国人が興味を持つのは頷けます。
車で高台の展望台に上ると集落が一望できます。茅葺きの合掌造りの家屋以外にも、「普通の家屋」が混在しているのがよく分かります。合掌造りの家屋を見るためにここを訪れる観光客にとっては、できればすべての家屋が合掌造りであってほしいです。中世の街並みを現在も保存しているヨーロッパの例を見れば、住民の方々の理解と協力があればもう少し整備が可能かなと思います。
さて、この日は、合掌造りで、できれば温泉付きの宿に泊まりたいと思っていました。白川郷の集落には民宿がたくさんありますが、温泉付きの宿は無いので、国道156号線を少し南下して平瀬温泉まで行き、「白山荘」という民宿に泊まることにしました。HPはこちらです。
やや老朽化していますが、この古い合掌造りの家屋そのものが民宿となっています。
隣にはお寺の鐘があって、午後6時になると当番らしいおばさんが鳴らしていました。
ひなびた雰囲気の風呂もいい感じです。24時間源泉掛け流しです。
さて、暖炉がある広間で夕食です。天井は長年煙に燻されて真っ黒で、この雰囲気も期待通りです。
民宿を一人で切り盛りしている女将の手料理が並んでいます。すべて地元の「深山の幸」を使っているそうです。
近くで採れた山菜の天婦羅です。
川魚(イワナ)のお造りも美味しいです。
輪島では「能登牛」を味わいましたが、ここでは「飛騨牛」のすき焼きに舌鼓を打ちました。
広い白川郷を歩き回ってお腹が減っていたので、食が進みます。
ぐっすり寝るともう朝です。6月に入っても、ここ白川村は朝晩冷えます。
朝食もいかにも田舎風で期待に応えてくれます。
朴葉の上で温めた自家製味噌はご飯との相性が抜群です。朝から食べ過ぎてしまいます。
最後に、民宿の庭に設置された足湯に浸かって、松本経由で東京方面に帰路のドライブをしました。
金沢2泊、輪島1泊、白川郷1泊とよく走りました。運良く連日晴天に恵まれ、海と山の魅力を堪能しました。(東京に戻った翌日から、中部と北陸地方は梅雨入りしました。)
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