「London Has Fallen (エンド・オブ・キングダム)」の評価と感想(ダイ・ハードと007の合体 ?)

日本では5月28日から公開予定の「エンド・オブ・キングダム」は、パナマでは3月から公開されているので観てきました。

オリジナル(英語)版のタイトルが「「London Has Fallen (ロンドン崩壊)」、パナマで公開されているスペイン語版のタイトルが「Londres Bajo Fuego(ロンドンは火の海)」と違いがあるのは面白いです。

日本語版の予告編はこちらです。

映画.COMから解説を引用させていただきます。

米大統領専属シークレットサービスとテロリストとの激しい攻防を、ジェラルド・バトラー主演で描いたアクションサスペンス「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編。物語の舞台を前作の米ホワイトハウスから、イギリスの首都ロンドンへと移し、テロリズムとの新たな戦いが描かれる。ホワイトハウス陥落の悪夢から2年。イギリスの首相が不可解な死を遂げ、ロンドンで行われる葬儀に各国首脳が出席することに。しかし、史上まれにみる厳戒態勢の中でも各国首脳を狙った同時多発テロが起こってしまう。米大統領と身辺を警護するシークレットサービスは、命からがらに危機から脱するのだが……。

さて、この映画についての私の総合的な評価と感想です。2013年公開の前作「エンド・オブ・ホワイトハウス」と同じく、ダイ・ハードと007が合体したようなありえないストーリー展開のアクション映画ですが、暇つぶしに観るための映画と割り切れば超一級の娯楽作品です。上映時間も1時間半で、あっという間に見終わった感があります。

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以下は、映画を観てのコメントです。写真はIMDbのサイトから引用させていただきました。

♥舞台はパキスタンから始まります。テロ組織の首謀者でありスポンサーでもあるBarkawi の居所を突き止めた米国政府が、ドローン爆弾で彼を殺害しようとしますが、彼は死なずに結婚式の最中の娘や親族が殺されてしまいます。復讐の念に燃えるBarkawi は、息子の Kamran らと2年間かけて米国への復讐計画を練ります。このイスラム系の組織というのが、どうもアル・カイーダやイスラム国(ISIS)のイメージに被りますが、こちらは先進のIT技術を駆使するハイテク集団です。

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♥テロ組織は英国首相を毒殺し、国葬に出席するために米国を含む西側諸国の首脳がロンドンに集まったところで計画を実行します。テロ集団は100人規模ですが、警備の警察官やバッキンガム宮殿を守る親衛隊の中にも紛れていて、誰が敵だか味方だか分からないパニック状況になります。米国以外のフランス、カナダ、イタリア、さらに日本の首脳はあえなく殺害されますが、アメリカ大統領ベンジャミン・アッシャーと彼を守るシークレットサービスでこの映画の主人公であるマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は追っ手を振り切って逃亡します。

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♥このシークレットサービスはダイハードの主人公のように決してくたばりません。激しい銃撃戦の中でも、彼には決して弾は当たりません。大統領と乗ったヘリがテロ組織が放った地対空ミサイルで撃墜されますが、墜落したヘリから脱出した大統領とシークレットサービスはピンピンしていて、普段のジョギングの成果を活かしてロンドンの街を逃走します。カーチェイスや空中戦、さらにCG技術を駆使したロンドンの街の崩壊などのアクションシーンは圧巻です。

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♥2人は英国の諜報機関であるM16のメンバーが潜むビルに逃げ込みますが、ここにもデルタフォースに化けたテロ集団がやってきます。ついには大統領が捕らえられて、あのイスラム国がよくやる世界に向けた公開処刑のシーンになりますが、さすが自由の最後の砦米国の大統領です…。ここからはネタバレするため語りませんが、このご時世にこんな映画を作る製作者は、例の大統領候補を支持する共和党員でしょうか。ところで、来月は日本で西側諸国のサミットが開催されますが、万全の警備で臨んでもらいたいです。

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