ロバート・デ・ニーロ主演の映画の最高傑作はやはり1976年の「タクシードライバー」です。

10月4日の投稿で、ロバート・デ・ニーロ主演の最新作「マイインターン」をご紹介しました。
(「タクシードライバー」の頃から最近の「マイインターン」まで、ロバート・デ・ニーロが主演する映画には40年間にわたり楽しませてもらっています。)
最新作もいい映画ですが、ロバート・デ・ニーロというと、やはり名監督マーティン・スコセッシとのコンビによる一連の作品が光ります。中でも1976年に公開された「タクシードライバー」は、二人のコンビによる作品としても、また俳優のロバート・デ・ニーロとしても、最高傑作だと思います。どんな役でもこなすロバート・デ・ニーロですが、精神的に病んでいる男を演じる時のパフォーマンスこそ彼の真骨頂です。
大都会ニューヨークを舞台に夜の街をただ当てもなく走り続ける元海兵隊のタクシー運転手が、腐敗しきった現代社会に対する怒りや虚しさ、逃れられない孤独感から徐々に精神を病み、ついには自分の存在を世間に知らしめるため過激な行動に走る姿を描く。1960年代後半から1970年代中頃にかけて隆盛を極めたアメリカン・ニューシネマの最後期にして代表的な作品とされている。(ウィキペディアより)
なお、この映画には、当時13歳だった女優のジョディ・フォスターが出演しています。また、監督のマーティン・スコセッシもタクシーの客としてチョイ役出演しています。
こちらは当時の予告編です。
この映画に流れる物悲しいサックスの音色も話題になりました。
ベトナム戦争の後遺症に病んでいるアメリカ社会という舞台設定で、正気と狂気が交錯するタクシードライバー(トラヴィス)の役を演じたロバート・デ・ニーロは、洋画と邦画を含めて私がこれまでの人生で観た映画の中でも最高の演技をする俳優です。
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