Spain旅行(8)「ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia)」はお薦めです。

昨年8月のスペイン旅行で仕入れたネタで、まだ紹介していなかったのが「ソフィア王妃芸術センター」です。公式ウェブサイトはこちらです。

中庭のオブジェを広角レンズで撮影しました。
マドリードには、ゴヤの「着衣のマハ」や「裸のマハ」で有名な「プラド美術館(Museo Nacional del Prado)」がありますが、残念ながら写真撮影は全面禁止です。一方、ピカソ、ミロ、ダリに代表されるスペインの現在画家の巨匠の傑作を集めて1990年にオープンした「ソフィア王妃芸術センター」の方は、世界的に有名なピカソの「ゲルニカ」など一部の作品を除いて写真撮影が自由(フラッシュは不可)なのは嬉しいです。素人が観ても面白い作品が多く、予想外に楽しめました。

ピカソのゲルニカ
それでは、展示されている作品を作家ごとにご紹介します。私が気に入ったダリの作品が多くなりました。
1. ピカソ
ピカソの抽象画以外の絵を初めて観ました。落ち込んでブルーな気分だった若い頃に描いたらしいです。

青衣の女(Mujer en Azul)
キュビズム(描く対象をバラバラにして再構築して描く)手法だそうです。どこに鳥がいるのでしょう。

静物(死んだ小鳥) Naturaleza Muerta(Los Pajaros Muertos)
2. ミロ
思わずETを想像しました。

パイプをくわえた男 Hombre con Pipa
上の絵もこの絵も、どこかの学校の展覧会の作品と言われれば信じてしまいそうです。

鶏のいる風景 Paisaje con Gallo
3. ダリ
ダリの抽象画以外の絵も初めて観ました。自分の妹がモデルだそうです。

窓辺の少女 Figura en una Finesrta
女性を畏れる気持ちを表現したのでしょうか。

女少女の思い出 La Memoria de la Mujer – Nina
いわゆるだまし絵です。どこが透明人間なのでしょう。

透明人間 El Hombre Invisible
これはやや抽象度が低い作品です。

ギターを弾くピエロ Pierro Tocando la Guitarra
理解しようと努力しても分からない作品です。

不毛な努力 Los Esfuerzos Esteriles
エロくて有名な作品です。

偉大なる手淫者 Rostro del Gran Masturbador
反戦のメッセージが込められているのでしょうか。

戦争の予感の研究 Estudio para Premonición de la Guerra
この作品の意味は本当に謎です。

果てしない謎 El Enigma sin Fin
ヒットラーはどこにいるのでしょう。(ヒントは皿の上)

ヒットラーの謎 El Enigma de Hitler
こんな芸術作品もあります。テレビから「リング」の貞子が出てきそうです。
中庭のオブジェも面白いです。
いゃ〜、この美術館は実に楽しませてくれます。マドリードに行かれた際は、ぜひお立ち寄りください!地下鉄のアトーチャ(Atocha)駅の側です。タクシー(割と安い)で行けば迷いません。日曜日の午後3時から7時までは無料で入れます。