The World’s 50 Best Restaurants 2015 「2015年世界のベストレストラン50」 やはりラテン系の国はグルメに強い! その2

さて、昨日の続きですが、「2015年世界のベストレストラン50」には、なんと中南米の国にあるレストランが9件もランクインしています。内訳は以下の通りです。
特に、グルメ界の新興国ペルーの健闘が光っています。その昔、リマ市のミラフローレス(Miraflores)地区で食べ歩いた頃も、そのレベルの高さは評判でしたが、今や名実共に世界レベルに達したようです。
【ペルー】3件
- 4位 Central(セントラル)
- 14位 Astrid y Gaston(アストリッド&ガストン)
- 44位 Maido(マイド)
【メキシコ】3件
- 16位 Pujol(プジョ―)
- 35位 Quintonil(キントニール)
- 37位 Biko(ビコ)
【ブラジル】2件
- 9位 D.O.M(ドム)
- 41位 Mani(マニ)
【チリ】1件
- 42位 Borago(ボラゴ)
ご存知の通り、中南米では、ヨーロッパのラテン系の国からの子孫がマジョリティーであるため、グルメ文化が発達したのは自然の成り行きかと思います。チリやアルゼンティンでは世界レベルの品質のワインも生産されています。
でも、最近になって全般的にガストロノミーのレベルが急激に上がってきたなと感じます。その背景としては、中南米の諸国が経済的に豊かになって生活にゆとりが出来てきたこと、さらに、ワインにしても料理にしてもヨーロッパの先輩国からの技術移転が進んだことが考えられます。
残念ながら、私、中南米にいながら、上記の店には1件も行ったことがありません。そのため各店のHPを観ての感想ですが、これらの店の共通点は、ヨーロッパのラテン系の国々の料理手法を基本としつつも、各国の食材や食文化を取り入れた創作料理にチャレンジしている点です。
実は、パナマに来てからも、最近はペルーのグルメがすごいとの噂をよく聞き、今年はぜひ行こうと思っていましたので、今回のニュースでさらに期待を高めている次第です。
なお、The World’s 50 Best Restaurants 2015「2015年世界のベストレストラン50」は、51位から100位も発表しており、こちらにはアルゼンチンの店Tegui(テギ)が83位にランクインしています。また、日本も含むアジアの店も多数載っていますので、よろしければ覗いてみてください。