キューバでも、家でインターネットが使えるようになりましたが…。

キューバは、ラテンアメリカはもちろん、世界的に見ても、インターネットの普及が遅れている国の一つです。現在でも、職場以外で、家やアパートでインターネットを使っているキューバ人はほとんどいないと思います。

でも、最近では、外国人旅行客が泊まる中級以上のホテルや、中国の協力で街の何箇所かに設置された無料WiFiスポットに続いて、キューバでの居住権を有する外国人の家庭でもインターネットが使えるようになったとの情報を得て、アパートに移った4月頃から早速行動に移していました。

キューバでは、電話やインターネットの事業は、ETECSAという国営企業が独占しています。ETECSAの事務所はそこら中にありますが、職場から近いビルで家庭用インターネットの申し込みを受け付けていると聞いて出かけましたが、担当の部署がなかなか見つかりませんでした。

何人かの人に聞いて、ようやく担当の部署にたどり着きましたが、担当の女性(一名)が不在という理由で何回か追い返されました。縦割りの組織のため、代わりに対応してくれる人がいません。

何回目かの訪問でようやく担当者を捕まえると、料金プランを見せながらかったるそうな雰囲気で対応してくれました。かつてこの世に存在した社会主義国と同じく、キューバの独占国営企業の従業員の労働生産性もなかなかのレベルです。

さて、気になる料金ですが、日本を含めて他の国と比べると、桁違いに高いです。キューバでは電話回線を利用したADSLのシステムしか使えませんが、You Tubeがやっと観れる500Kbps.のダウンロード速度のプランが、なんと月800CUC(ドル)以上です(上の表で上から6番目)。

いくらなんでも、インターネットにそんなにお金をかけられないので、上から3番目の280ドルのプランにしましたが、毎月日本円で3万円以上払って128Kbps.のダウンロード速度ですから、このブログもパナマ時代のように頻繁に更新できないなと思いました。

さて、設置料として50ドル払って、私の住んでいるアパートへの据え付けを申し込みましたが、待てど暮らせど、また何回催促しても工事に来てくれません。結局、申し込んでから2ヶ月以上経って、もう来ないのかと諦めていた頃に、これまたかったるそうなお兄さんが来たので、コーラを飲ませてようやく仕事をしてくれました。工事は、電話回線に中国製のモデム(上の写真)を取り付けただけで完了です。

中国製のモデムに日本から持参したWiFi用のルーター(上の写真)を自分で取り付けて、ようやくPCやiPadが使えるようになりました。速度は、日本の家庭で普通に使われているものの何十分の一、料金は何十倍ですが、キューバでの生活がいくらか便利になりました…。

 

 

キューバでは、レンタカーを借りるのに2週間と「半日」かかりました。

キューバは、旅行するのと生活するのでは大違いの国です。(その1)

 

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