キューバの二つの通貨の価値をアイスクリームで体験しました!

別の記事でも取り上げましたが、キューバの通貨ペソ(peso)には、主に外国人が使うペソ(CUC)とキューバ人が使うペソ(CUP)があります。1CUC=1ドル=24CUPです。すなわち、1CUCは1CUPの24倍の価値があります。キューバに住む外国人は、主にCUCを使うお店やタクシーを利用しますが、CUCをCUPに両替すれば、キューバ人が生活する世界が見えてきます。

こちらは、日本のガイドブックにも登場するコペリア(Coppelia)という地元で有名なアイスクリーム屋さんです。

キューバ人の家族連れが列を作って順番を待っています。我々もその後に並びました。

二階の席に案内されて注文を受け、アイスクリームが出てくるのを待ちます。

バニラとバナナのダブル盛りです。なぜかクッキーの粉がかけられています。少し水っぽいけど、さっぱりした味です。あとでお勘定がきてビックリ!二つの味を楽しんで合計2CUP。つまり日本円で9円くらいです。一つだけ頼むとなんと1CUPつまり5円以下です。後で分かりましたが、コペリア(Coppelia)の敷地内には外国人向けにCUCで売っている店舗もあり、同じものが1CUCつまり110円以上するそうです。間違ってキューバ人の生活空間に足を踏み入れた結果、得をしたというか、貴重な体験をしました。

 

一方こちらは、イタリア人が主に外国人向けに経営する「ジェラートの家(La Casa del Gelato)」という店です。使える通貨は外国人向けのCUCだけですが、CUCを持っているキューバ人も大勢来ています。

店の中は、日本のジェラート屋さんと変わりません。種類も多く、コーンとカップを選べます。

手前がレモンとマンゴの2点盛りで、値段は3CUC=3ドルで、日本円で340円くらいでしょうか。バニラとチョコのコーン盛りは少し高くて3.5CUCで、日本円で400円弱でしょうか。外国人向けのペソ(CUC)が使われる世界で食べるアイスクリームは、値段も味も日本の「サーティーワン」並みです。

同じ量のアイスクリームでも、外国人向けとキューバ人向けでは、値段が極端に違うのがキューバです。

 

よろしければ、こちらの記事もご覧ください。

キューバは、旅行するのと生活するのでは全く違う国です。(その4)

 

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