日銀の金融緩和政策の据え置きに乗じてFX(外国為替証拠金取引)市場に参入しました !

このサイトでFXに関する3回目の記事です。昨年12月22日配信の第1回目の記事『「米連邦準備理事会(FRB)による利上げ」久しぶりにFX(外国為替証拠金取引)で大儲けと思いきや?』で、私のFX市場への参入方法について語りました。

この方法とは、年に数回だけですが、確実に勝率が高いと判断した場合のみにまとまった資金を投入し、逆指値注文を使って為替市場に参入する手法です。相場が自分の予想通りに動かない場合は直ちに撤退し、予想通りに動いた場合は早めに最小限の利益を確保して、うまくいけばさらに利益を伸ばすという戦術です。

FX市場に参入するチャンスは年に数回しかありませんが、1月の日銀によるマイナス金利の導入の決定に引き続き4月もやって来ました。日本時間で4月28日(金)に予定された日銀総裁による今後の金融政策に関する記者会見です。

この日、日銀は金融政策の現状維持を決め、マイナス金利の拡大など追加緩和を期待していた市場は失望一色となり、同日の相場はドルに対して4円以上の円高、日経平均株価は一瞬にして600円超過急落と、大混乱になりました。

 

(ZAI FXのサイトのチャートを引用させていただきました。)4/28の正午すぎからドルが急落(円が急上昇)しています。

longChartUSDJPY60m 2

市場が荒れる時は投資(投機)家の稼ぎ時です。

さて、私の戦法ですが、金融緩和の発表があった場合のドルの上昇、金融緩和が据え置きだった場合のドルの下落の両方に備える「W逆指値注文」を用いました。注文を出す時点(パナマ時間の4月27日20時、日本時間で28日10時)で、1ドルは111円台の後半でした。従って、112円50銭にドルの買い注文、111円ちょうどにドルの売り注文を入れて寝ました。次の日に帰宅して19時頃(日本時間で29日の9時頃)にチャートを覗くと、1ドルが108円くらいに下落していました。そこで、逆指値注文で1ドル111円で売ったドルを108円で買い戻して利益確定です。(実際には、その後ドルは107円以下に下落していますが、3円の利益だけでもなかなか得るチャンスは無いので、結果オーライです。)

この取引を分かりやすく説明します。私は、FX会社に手数料(金利のようなもの)を払って1ドルを借り、1ドルが111円の時に外国為替市場でその1ドルを売って(ショートして)111円をゲットします。ドルは予想通り下落し1ドルが108円の価値になりました。私はもう十分に儲けたので、外国為替市場で1ドルを108円で買って、その1ドルをFX会社に返します。この取引によって私は3円の利益を得ました。1ドルの取引で3円の儲けですから、仮に100000ドル(FX用語で10枚)で取引すれば300000円の儲けです。(今回私が何ドルで取引したかは秘密です…。)

それにしても、FXのチャートを見ながら逆指値注文をする数分の手間だけで、1日でこんなに儲けられる金融市場の仕組みは恐ろしです。なお、こんな世界にどっぷりと浸かっている連中の映画を観たい方は、こちらの記事をご覧ください。

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4月に入ってから、欧州中央銀行(ECB)理事会は追加緩和に動かず。米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げに動かず。そこで、今回の日銀金融政策決定会合が世界の市場で注目されました。あのゴールドマンサックスさらにヘッジファンドなど多くに投資家は日銀の追加緩和を期待していましたが、大方の予想に反してその日銀も「動かず」で、今回のドルの急下落(円の急上昇)となりました。

それにしても、私の戦法は、相場がどのように転んでも太刀打ちが可能なことがまた立証されました。

興味のあられる方は、こちらの関連記事もご覧ください。

「米連邦準備理事会(FRB)による利上げ」久しぶりにFX(外国為替証拠金取引)で大儲けと思いきや?

日銀の「マイナス金利」導入に乗じてFX(外国為替証拠金取引)市場に参入しました !

 

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