パナマにも「ブラックフライデー(Black Friday)」があります。

本日は11月27日(金曜日)です。CNNやパナマのテレビも、朝から「ブラックフライデー(Black Friday)」のニュースを伝えています。何やら、前夜あるいは早朝から人々が小売店の前に大行列を作っていて、開店とともに店内に突入しています。
そもそも、「ブラックフライデー」とは何かというと、Wikipediaにはこう説明されています。
「ブラックフライデー」 – アメリカ合衆国で、感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日のこと。クリスマス・セールが始まり、小売店が大きく黒字になることからこう呼ばれる。
「ブラックフライデー」の「ブラック」とは「黒字」を意味することが分かりました。「ブラック企業」の「ブラック」ではありません。
つまりこの日は、セールにお客さんがたくさんやって来て、店の売り上げが黒字になる日なのです。パナマの小売店もアメリカの商売戦術を見習っている訳です。
なお、同じ「ブラック」でも、「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」というと、1987年に米国で起きた株の大暴落の日を指します。また、「ブラックサーズデー(暗黒の木曜日)」というと、1929年の大恐慌時に起きた株の大暴落の日を指します。いずれにしても、曜日の前に「ブラック」が付くと、景気が悪くてマイナスのイメージがあります。
さらに、「フライデー」というと、あの恐怖映画シリーズ「13日の金曜日」のように不吉な感じがして、これまた「マイナス」のイメージがあります。「ブラック」と「フライデー」を掛け合わせると、もはや景気は最悪かと思いますが、「マイナス」掛ける「マイナス」は「プラス」、つまり「黒字」になるということでしょうか。
この日は、小売店だけでなく、消費者にとっても嬉しい日なので、一層のこと「ハッピーフライデー(Happy Friday)」と呼んだ方が分かりやすいですね。
そんな訳で、今日は近隣国からのお客さんも含めて、どこの小売店も大賑わいです。スーツケースで買い出しに来ている人もたくさんいます。
人々がお金を使えば経済が回って、パナマの景気はますます良くなるので結構なことです。もうすぐクリスマスですね。
(なお、今日は平日で、私は仕事場にいました。写真は近くの大型ショッピングモールに出かけたセニョーラに撮ってきてもらいました。)